シャープ2015年のリストラ発表、DESは優先株で実施

 シャープが2015年のリストラ計画を遂に発表。メインバンクによるDES(デッド・エクイティ・スワップ)は優先株で実施です。

 既に各方面で報じられてきたシャープのリストラが5月14日に明らかに。社員3、500人の削減を始めとするリストラ。そして銀行による2000億円のDES(デッド・エクイティ・スワップ)とファンドによる250億円の出資。
 今回のリストラを契機に、シャープは復活なるか?渾身一滴の賭けに出たシャープ、その賭けは成功するのか?

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発表されたシャープのリストラ内容

 今回発表されたシャープのリストラ、下記の内容となっています。

  1. 社員3500人削減
  2. メインバンク(三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行)による合計2000億円のDES(デッド・エクイティ・スワップ)
  3. ファンドによる250億円出資
  4. 本社土地建物の売却
  5. カンパニー制の導入
  6. 減資を実行し資本金を5億円に

 減資については当初資本金1億円へ、と報じられていましたが、さすがにそれはやめたようです。(関連記事:シャープが減資へ、生き残りの為なりふり構わず中小企業に

 事前に報じられていた、国内拠点の閉鎖は盛り込まれていません。
 具体策に乏しいとの批判もあるようですが、シャープとしてはこれでやっていく、という決意表明。2度の社員リストラをして経営陣としては情けない、と記者会見で高橋社長が仰られていましたが、今回のリストラは人員削減が、ある意味では柱となっています。

メインバンク銀行のDESは優先株

 株価を語る、というのがそもそものコンセプトの当サイト、管理人的に注目していたのは、メインバンクのDES(デッド・エクイティ・スワップ)がどのような形になるか、という点。

 今の段階で詳細な設計は分かりませんでしたが、IR資料によると、現金での召喚も可能な設計としており、株式の希薄化に最大限に配慮した設計としております、という記載が。

http://www.sharp.co.jp/corporate/ir/event/policy_meeting/pdf/shar150514_1_nt.pdf
IR資料の10頁部分

 優先株というのは予想しており意外感はありませんが、現金で償還できる設計のようです。これは即ち、シャープが経営経営再建に成功した暁には、そっくりそのまま株を引き取りますよ、ということ。

 本当にシャープは経営再建ができるのか?、という問題はさておき、経営再建がなされれば、発行済株式が希薄化することはなさそうです。

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シャープは液晶と運命を共に

 今回発表されたシャープのリストラ計画、内容に乏しいとか、液晶と一本で大丈夫か等の批判が出ています。ちなみにその昔、シャープはポートフォリオ経営の優等生と言われていましたが、今や液晶一本足です。

 けどこれまでシャープの関連記事をいくつか書いてきましたが、もうシャープは液晶と運命を共にする、と腹を括っているようです。

関連記事:シャープの2015年リストラ、液晶でJDIと最終決戦を決意!

 良いか悪いかの問題ではなく、液晶のプロがそう判断したのですから、後は結果を待つのみ。当然うまくいかなかった場合は、枕を揃えて討ち死に覚悟でありましょう。
 太平洋戦争の前だって、日本政府の首脳陣、アメリカと戦争したらコテンパンにやられる、と分かっていたのですから。

シャープ株価、今後の予想

 当サイト、以前シャープについては株価予想で取り上げています。

「シャープ株価の今後の見通し(2015年3月18日版)」

 そして現在のシャープのチャートは下記。(2015年5月14日の終値は200円)

15.5.14シャープ株価-min

 シャープの株価は、売り目線でポイントと指摘した197円付近で踏みとどまっています。今後の株価予想としては、以前の記事の売り目線での予想と大きく変化は無し。このまま下落するのであれば、次のポイントは過去の最安値の142円。(株価予想記事は、3ヶ月更新の予定です、まだ詳細決めていませんが)

 詳しくは、「シャープ株価の今後の見通し(2015年3月18日版)」をご覧ください。

 ただし減資報道で窓を空けて下落しているので、下落の場合でも、一旦上昇して窓を埋めてから下落の可能性もあります。
 

まとめ

 シャープの再建、一筋縄ではいかないと思いますが、太平洋戦争で日本がアメリカに勝つよりは可能性があるのでは?

 まずは、シャープとジャパンディスプレイの間で、生死をかけた最終決戦が行われそうです。(それに勝ち残っても、世界でそのまま勝てるとは限りませんが・・・)シャープに相対するジャパンディスプレイも赤字決算で、過去の負の遺産を処理して、最終決戦に臨もうとしています。

 流れの速い液晶業界、結果は2年程度で見えてきそうです。果たしてシャープの賭けは吉と出るか、それとも?今後もシャープの動きに注目して参ります。

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