東芝の会計問題、今後の日程、決算確定は9月に延期!

 東芝の会計不祥事、なかなか決算が確定しません。2015年3月期決算の数字の確定は9月上旬になってしまいました。

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 東芝の会計不祥事とも言える会計問題、株に関わる立場から見ると一番の問題は、2015年3月期の数字が未だに出てきていない点。

 2015年3月期末の配当は取りやめ、それはそれで結構ですが、決算数字は一体どうなっているのか?過去の決算にさかのぼって、決算修正の可能性もあるのは分かりますが、じゃぁ一体数字はいつ出てくるの?

 さて東芝の2015年3月期決算の数字が確定するのはいつのことやら、と思っていたら、今後の日程が明らかになりました。ちょうど2015年5月30日(土)の日経新聞に、分かりやすい表があったので、それを見ながら今後の東芝の日程を見ていきます。

 ただし、当初8月中に予定されていた東芝の決算発表の時期は、再度延期され9月7日までの発表となりました。
 東芝の不適切会計問題、なかなか着地しません。

会計問題を巡る今後の東芝の日程

・6月25日-定時株主総会(取締役の選任など)

・6月30日-9月の臨時株主総会に出る株主を確定する基準日

・7月中旬-第三者委員会が報告書
   ↓
・2014年3月期までの決算の修正と2015年3月期決算を発表
   ↓
・9月7日迄-2015年3月期の有価証券報告書を提出

・9月中-臨時株主総会を開催(決算報告、新たな取締役を選任)
(日本経済新聞15/5/30に加筆)

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9月に決算発表できない場合は社長の進退問題?

 決算発表の延期、9月7日までには必ず、ということですが、それまでに決算発表できない場合は、社長の進退問題に発展となります。

 東芝の室町社長は8月31日の記者会見で、経理上のミスとアメリカ子会社で新たな不適切会計が見つかった点を決算発表の遅れの理由と発表。また決算発表がこれ以上遅れる事態は想定していない、という点と、決算訂正額は既に公表されている2130億円から大きくは変わらない、という点を強調。

 まだ東芝社長に就任して間もない室町社長、本人的にはいつでも責任取ってやめてもいい、位の覚悟でしょうが、9月7日に決算発表できなかったり、損失額が2,130億円から大きく上回ったら、結構大変。他に誰が社長するのよ?、という状態に。何せ一連の不祥事で、有力役員は殆ど退任されています。

 原発事業の減損をするにせよ、しないにせよ、減損に該当する分の体力が回復するまで当面(10年程度?)東芝は大人しくせざるを得ません。
 その一環で社外取締役に大物財界人を招聘する所までは来ましたが、日々のマネジメントは社外取締役では無理。一連の不適切会計問題、現在の室町社長は直接的には関与していないので、決算発表の最後の段階でゴタゴタがあったとしても、室町社長がそのまま続投、ということになるのではないかと。

東芝の株価

関連記事:東芝株価の今後の見通し(2015年5月15日版)

 しかし3月決算の会社が、9月まで決算が閉まらないというのは、前代未聞。稀に決算確定が遅れるケースがあり、遅れても1ヶ月程度ですが(そもそも会社法的には、遅れちゃダメですよ)、東芝クラスの図体のデカイ会社ともなると、会計処理の見直しに、途方も無い労力がかかる、ということでしょうか。

まとめ

 東芝の会計問題、第三者委員会の報告書は厳しい内容ながら、原発事業の減損については頼まれていない、というスタンスで大人の着地となっています。しかしながら決算は8月に閉まらず、9月まで持越し。そして9月に臨時株主総会の開催が予定されています。

 まだ当面、東芝問題は継続しそうですね。当サイトでも、上記日程表を見ながら東芝の状況を追っていこうと思います。

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