無印良品が堺市に出店した食品スーパーは特売品の無いスーパーだった!
相当特殊なケースと言えそうな堺の無印スーパー、果たしてどんなものなのか、実地で見てきました。特売品の無いスーパー!、というのがその感想。ただし価格帯としては、高すぎず安すぎず、買っていこうかと思わせる価格設定。
今や海外売上の方が国内より多い良品計画、スーパー事業の試みが成功し、今後更なる出店に繋がるのでしょうか。
堺にある無印スーパーに行ってみた
企画自体が終わってしまいましたが、ライター業でしばらく〇〇行ってみたシリーズみたいなのをやっていて、それなりに好評を得たようでした。
金融系のライターとしては初の試みで面白かったので、自分のサイトでもやってみることにしました。(既に東京証券取引所行ってみた、を書いてますが)
そんな訳で行ってきたのは、無印良品が手掛けるスーパーマーケット。あの無印がスーパーか?、と何だか不思議な感じですが、行けない距離ではないので時間見つけて行ってきました。
御堂筋線の北花田駅出たスグの場所にイオンモール堺北花田店は存在
無印スーパーはイオンモールの中に
無印スーパーはスーパー単体で出店している訳ではなく、イオンモール堺北花田店の中に出店。イオンモールの中にでっかい無印良品があって、その一角に無印が運営するスーパーがある、そんな感じです。
イオンモール堺北花田店は地下鉄御堂筋線の北花田駅に直結といってもよい場所に所在。だから梅田からでも難波からでも、御堂筋一本で行けます。堺と言うと南海電鉄のイメージですが、南海電鉄は海沿いで、堺の御堂筋線やJRは内陸を通っています。そんな訳で、イオンモール堺北花田店は堺市の中でも内陸部に位置。
実はイオンモール堺北花田店、2017年まで堺 北花田阪急が入っていましたが7月31日に閉店。阪急ブランドも、大阪南部では神通力を発揮しなかった、そんな過去を持つ店舗だったりします。
無印スーパーはレジ待ちの行列が
行ったのは3月のとある日曜の午後。イオンモール自体が結構な賑わいでした。さすがイオンモールですね。
で無印はイオンモール入ってすぐのところに所在。そして無印良品に入って少し中に行ったあたりからスーパーコーナーとなります。
最初は商品とか見ずにグルグル店内回っていたのですが、スグに気付いたのはレジ待ちの行列。さすが3月20日オープンで、まだ話題性もありひっきりなしにレジに行列が出来ている状態でした。
特売品の無いスーパー!
一人暮らし歴の長かった管理人、スーパーでお買い得品探したり、面白い商品探すのは大好きなんです。そして一通り無印スーパー見た感想は、
特売品の無いスーパー!
、というもの。スーパーの特売品の代表者、卵・食パン・焼きそばいずれも通常価格。特売品ないのを、無印のブランドで集客する作戦ではないかと。
ただし全体的な品物の値段が高いかと言えば、決してそんなことはなく、値段の感覚を大阪のスーパーで言えば、
地元のスーパー<ダイエー<無印スーパー<阪急オアシス<イカリスーパー
、こんな感じ。地元のスーパーやダイエーより高く阪急オアシスより安い、という感想を抱きました。
そんな訳で卵などの特売品は地元のスーパーで買っておけば、あとは無印スーパーで買い物してもそんなに金銭的な負担感はありません。ま、全額地元のスーパーで買えば一番問題ないのですが、地元のスーパーより高いけど阪急オアシスより安いと思えば、せっかく来たんだから、と多分お客さんは買い物します。
更にさすが無印と言った感じで、面白そうな商品はたくさんあります。チキンの丸焼き、クジラ肉、チーズ各種にワインの種類も豊富(ついでに言うと堺のある大阪和泉地区はワインの生産地)。店内グルグル歩いているだけでも、十分楽しめました。
特殊ケースだが新しい方向性の1つではないか
無印良品は西友が母体の会社なので、スーパーってある意味先祖返りとなります。スーパーは手離れはいいけど儲からない、というのが業界の常識ですが、敢えてそこに踏み込んだ無印良品の成算やいかに?当然管理人が行った3月はまだ話題性もあるので、人も沢山いた訳ですが、今後は神のみぞしる世界。
けど価格帯という観点からは、上述の地元のスーパーより高いが阪急オアシスより安い、とのポジションで、ありじゃないかなー、と思います。
ただこの無印スーパー、設備投資もかかるし人の手当ても相当必要なので、展開できる店舗は限られるのではないかと。イオンモール堺北花田店は阪急百貨店が撤退した後だから、冒険できた部分が多分にあります。大阪グランフロントにデッカイ無印が入っていますが、あそこにスーパーが入る姿は俄かに想像できません・・・。
ただし無印も国内は一通り色々なことをやりつくした感があり、今や海外事業の方が売上が上がっているくらいなので、国内でスーパーの展開って意外に面白いのでは。絶対的にニーズはありますので。非常に特殊なケースとはいえ、既に無印自体が国内が飽和の中でスーパーの展開は新しい試みとしては面白いのではないかな、と思います。
まとめ
今やすっかり日本発のブランドとして定着したMUJIは外国人に大人気ブランドです。そして気付けば、良品計画の売上は国内より海外が上回ることに。
そんな中で始まった同社の新しい試みのスーパーマーケット。西友の先祖返りとも言うべきスーパーですが、果たして今後更なる出店に繋げることができるのでしょうか。
今後の同社のスーパー事業の行方に注目したいと思います。
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Webライター始めました
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