ソフトバンクの携帯電話子会社上場問題、ガンバレ東京証券取引所

ソフトバンクの携帯電話子会社上場について、3月19日の日経新聞に興味深い記事が掲載。やはり東京証券取引所も悩んでいるようです。

親子上場は原則認めない、との方針を開始して既に十数年の月日が流れています。しかしながら日本を代表するソフトバンクの子会社(実質的には親会社ですが)上場を、他国の証券取引所に取られてしまうのは、メンツにも関わります。

悩ましい判断を迫られる東証ですが、過去の親子上場の条件からしても非常にシンドイソフトバンクの携帯電話子会社上場、管理人は認めるべきではないと思います。

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ソフトバンクの携帯電話子会社上場に悩む東京証券取引所

ソフトバンクが携帯電話子会社上場を打ち上げて、さてどうなるものか、と興味を持って見ていますが、3月19日(月)の日経新聞に興味深い記事が掲載されていました。

要は東証として大きな魚は逃したくないし、さりとてこれまで散々資本市場の後進性の証として撲滅運動してきた子会社上場を認めるのもどうか・・・、とのジレンマに東証も悩んでいる様子。

相当マニアックは話かもしれませんが、子会社上場はNG、とのスタンスで2000年半ば頃からやってきている東証、ここでソフトバンクの本業とも言うべき携帯電話子会社上場を認めてしまえば、証券会社への示しがつかなくなってしまいます。

ま、例外の無い規則はない、と言うので、最終的に認めてしまっても・・・、との思いが管理人にもあるのですが、とは言ってもこれまでの政策の一貫性からすれば、認めてしまうのはどうかと。

本来、子会社上場なんて認めるべきではないのですが、海外の取引所が上場基準を緩和している中、東証が一人現状のスタンスでいいのか、世界的な取引所間の競争の中、東証も悩ましい日々を送っているようです。


ソフトバンクの携帯電話子会社上場を認めるべきか、大いに悩む東京証券取引所

人・モノ・金の遮断の観点からソフトバンク携帯電話子会社の上場は認めるべきではない

かつて子会社上場が認められていた際でも、上場子会社が親会社との関係で、人・モノ・金の関係について親会社に依存していないか、との観点が重要視されていました。

親子上場華やかなりし頃でも、一応は親会社と子会社は人・モノ・金の遮断が求められていた訳です。ま、当然形の上で遮断しても、実態は???、と言う会社も沢山あったのですが、極端に遮断できていない会社から徐々に上場廃止になり、その後は遮断できていても、親子上場はNGという流れの中で、親会社がTOBする等して親子上場がなくなってきたのがこれまでの親子上場廃止の歴史。

そんな観点でソフトバンクの携帯電話子会社上場の話を見ても、本業の携帯電話事業が二重上場するような話で、昔の親子上場の基準の観点でもNGではないかと。

一昔前の親子上場の基準を持ってきてもソフトバンクの携帯電話子会社上場は認められる案件とはなりえず、個人的にはソフトバンクの携帯電話子会社上場は認めるべきではない、と考えます。

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相場はいつか崩れるもの、ポリシーは維持すべきでは?

ま、色々ご意見はあろうかと思いますが、現在の株式相場がよい状況だから、ソフトバンクの携帯電話子会社上場はよいか悪いか、とのテーマ設定が可能となります。

コレが相場状況が悪ければ、そもそも話題にすら上りません。さすがにアメリカのダウ、日本の日経平均ともに一旦レンジ相場に入ってますが(ナスダック指数は高値更新してしまいましたが)、トランプ大統領の誕生以後、株式市場の状態が良すぎた面があります。

けどね株式市場なんていい時もあれば悪い時もある訳で、その時その時に応じてポリシーみたいなのコロコロ変えていたら、ホント指針なんてなくなってしまいます。2000年半ばに、東京証券取引所のセミナーで、東証が想定している子会社上場は、NTTグループのドコモのような案件のみ(例外としては元々独立系の会社で途中でM&Aされた会社)、と聞いた時は、正直そこまでするか?、と衝撃を受けましたが、その後は確かに東証のポリシーに近い形でここまで来ています。

海外投資家から散々日本の資本市場の後進性の証と言われて、10年以上かけて無くしてきた親子上場、市況が良くて更に相手がソフトバンクだからと言って、ハイソウデスカ、と認めてしまうのは、これまでの経緯を多少知るものとしては、東証にこれまでのポリシーを貫くべく、エールを送りたくなってしまいます。


相場は暴落があるので、どんな時もポリシーが必要では?

投資家は再び夢を見ることができる可能性があるのだけど・・・

ソフトバンク株は多くの投資家が夢を見させてもらっています。だから携帯電話子会社上場の暁には、再び夢を見ることができる可能性があります。

だが投資家と企業の間に立って市場の規律を保つのは本来は取引所の役目だ。「基準にそぐわない企業のIPOを認めない毅然とした態度が求められる」(野村総合研究所の大崎貞和氏)(日本経済新聞2018年3月19日)

管理人は上記意見に全面的に賛成。相場は日々変化して、長い目で見ればよい時もあれば悪い時もあります。十数年かけて相場の良い時も悪い時も守ってきた親子上場のポリシー、やはり相手がソフトバンクであっても維持すべきでは?

各方面からのスゴイプレッシャーと、他の市場にソフトバンクの上場を取られてしまう恐怖は取引所としては計り知れませんが、親子上場廃止の方向自体は正しい方向であり、時代を逆行させるべきではないと考えます。

最近なかなか記事の更新はできていませんが、IPOは非常に興味ある分野であり、ソフトバンクの携帯電話子会社上場ってIPO市場にとって非常に大きなテーマなので、日経新聞の記事もあり、時間見つけて記事書いてみました。当サイトでは珍しく、管理人の意見を前面に出しています。

今後の東証の判断に注目したいと思います。

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