2017年もいよいよスタートしました。2016年に引き続き2017年の相場も荒れるのでは?、との説が多かった年末年始のニュース解説でしたが、まずは2017年に予定されている政治及び経済のイベントの予定やスケジュールを確認してみましょー。
2017年の主要な政治イベント
・1月20日 トランプ米大統領の就任式
・2月12日 ドイツ大統領選挙
・3月15日 オランダ総選挙
・3月末迄 イギリスがEUに離脱を通告
→イギリス国内でもめているので、すんなり通告とはいかない可能性も、イギリスは2017年も世界経済の波乱要因となる可能性が
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・4月23日 フランス大統領選挙第1回投票
・5月 7日 フランス大統領選挙第2回投票
→極右のルペン氏の第2回投票が確実視されています、経済停滞が続くフランスで大統領当選は無理でもルペン氏がどの程度票を伸ばすのかに注目
・9月迄 スペインのカタルーニャ州で独立を問う住民投票
→イギリスのスコットランドと並び、本当にスペインから独立を決定してしまう可能性があるので、要注目です
・秋 ドイツ連邦議会選挙
→移民で揺れるドイツ、実質的にはメルケル首相の信任投票となります
尚、現段階では具体的な日程は何も決まっていませんが、日本においても衆院選の可能性が噂されています。ただし仮に衆院選があっても、波乱はなさそうですが。
2017年の主な経済イベント
順次追記予定ですが、まずは日米欧の中央銀行の予定を記します。
米連邦公開市場委員会(FOMC)
・1月31日~2月1日
・3月14日~15日
・5月2日~3日
・6月13日~14日
・7月25日~26日
・9月19日~20日
・10月31日~11月1日
・12月12日~13日
完全に金利引き上げモードのFRB。2017年3度程の金利引き上げの予想がなされており、各月での金利引き上げの有無に注目が集まります。
欧州中央銀行(ECB)理事会
・1月19日
・3月9日
・4月27日
・6月8日
・7月20日
・9月7日
・10月26日
・12月14日
2016年は例年に比べると、話題になることが比較的少なかったECB理事会ですが、イタリアでは改革派のレンツィ首相が辞任し、とたんに大手銀のモンテパスキの再建に暗雲が立ち込めていますし、ギリシャ問題は基本的に蓋をしてある状態で根本的な解決にはなっていません。ユーロ採用の2大巨頭のドイツとフランスで総選挙があるので、まずはそちらの結果に御注目。
日銀政策決定会合
・1月30日~31日
・3月15日~16日
・4月26日~27日
・6月15日~16日
・7月19日~20日
・9月20日~21日
・10月30日~31日
・12月20日~21日
2016年に遂にマイナス金利まで導入してしまった日本銀行。日本経済のために既に日銀は打つ手が殆ど残っていない感もありますが、2017年はどのような金融政策を編みだすのか?日銀の政策と言うより、アメリカの景気や金融市場次第、という側面のある日本経済、トランプ相場の暴落が来ないことをまずは祈るのみです。
まとめ
とりあえず、トランプ大統領就任後3か月はハネムーン期間があると思われるので、2017年前半戦は気分よく過ごせるのでは?問題は中盤戦以降でしょう。2016年相場と同じくバタバタの展開となるのか?
個人的には原油価格の上昇が日本経済(特に個人消費)にボディーブローのように効いてくるのではないかと思っています。円安傾向が続いていれば、その影響力はバカにできません。円高であれば原油価格の上昇の影響は相殺されることになりますが。
さて2017年はどのような年になるのでしょうか?
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