新入社員の資産運用、まずはETFがよいのでは?

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 街を歩くと真新しいスーツに着られていて、ひと目で新入社員と分かる姿を見かけるようになりました。2016年は4月1日が金曜日だったので、飲みに行ったら、いずれの店も新入社員の同期飲み会ばっかりでした。若いなぁ、と思いつつも、店が空いて無くて大変でしたが・・・。

 学生から社会人になると、多少自由になるお金も増えるもの。最低限は貯金するとして、資産運用してみたい、と思う方も多いのでは?

 資産運用なら株、と言いたい部分もありますが、社会人はまず仕事を覚えるのが先ですよ、ホント。そんな中でも新入社員が資産運用をするなら、ETFが最適。将来的には株の売買をするとして、まずは最初に401kにも応用できるETFから資産運用を初めてみては?

ETFとは?

 ETFとは上場投資信託(Exchange Traded Fund)のことを指します。通常の投資信託と違い東京証券取引所に上場しているというのが最大の特徴。株の取引と同じように、証券会社を通じで取引できます。
 ETFにも日経平均株価連動等、多くの種類がありますが、総じて該当する株式市場や商品の値動きの平均値を取りに行く、というのが基本的な考え。個別の企業の分析をする手間はかかりませんし、平均値を取りに行くことから手数料も低く抑えられており、投資を行う最初の一歩として最適な金融商品となっています。
 
 と、教科書的な説明も書いておきましたが、ETFの何が良いかといえば、①管理手数料が安い+②長い目で見ることができる、この2点。

 これから始まる長い社会人正解、相場ってよい時もあれば悪い時もあります。資産運用、という観点で金融商品を考えた時、長く持って値上がりする商品が一番です(株等で相場をはるのは別ですよ)。

 日経平均が今後も右肩上がり、と考える方は少数派と思いますが、長い間で上下を繰り返す、と考える方は多いハズ。と言う事であれば、長期間に渡って日経ETFを継続して買っていけば、将来的にそのETFで利益が乗った時に売却して利益を得る、ということができます。

 そしてETFは投資信託と比べると年間の管理手数料が安い!長く保有するのが大切、と言われる投資信託ですが、モノによっては手数料(販売手数料+年間の管理手数料)がバカになりません。投資信託は儲かっても損しても自動的に手数料だけは取られて行きますが、この手数料長く持てば持つほどコストがパフォーマンスに響いてきます。

 投資信託はユニークな商品も多いので、投資信託自体を否定する訳ではありませんが、長く持つという観点ではコストが結構重いケースもある、ということは知っておいて損はないと思います。

REIT型のETFは工夫次第でお小遣いも得られます、

 個人的には長く+継続的に積み立てるのであればREIT型のETFがオススメ。REITは分配金が出るので、ETFもモノによっては隔月等で分配金を得ることができます。

 分配金って、やはり貰えると嬉しいものです。本来はその分配金は再投資に回すのがオススメなのですが、タマには自分のご褒美にだってできます。そしてうまくREIT型のETFを組み合わせれば、毎月分配金というお小遣いを貰えるような仕組みだって作れます。

 REIT型ETFで毎月分配金をもらう方法については、下記で詳しく記していますので、ご興味あれば合わせて御覧ください。

従業員持株会について

 上場会社の場合、従業員持株会(従持会)という、月額一定の資金を自社の株で積み立てる制度を有している会社も多いです。従持会は会社も一定の資金を毎月拠出して、自らの支払い以上に自社株を持つことができる、という非常に有利な制度です。

 将来の資産形成に有利に働くことも多い従持会ですが、ただ一点心に止めておきたいことは、この世に一生存続する会社なんてありえない、と言うこと。どういう事かと言えば、会社が潰れてしまったら従持会の持ち株は資産価値ゼロです・・・。ウチの会社に限って・・・、とこれまで倒産した会社の社員の何人の方が思ったことか。
 従持会も毎月の積立に枠がある場合が大半で、無茶な積立は出来ませんが、給料としてお金をもらう会社と、資産を預ける先が一緒というのは、その会社が潰れてしまうと、ホント何も無くなってしまうので、ある程度のリスク管理は必要です。

 ちなみに従持会、管理人の周りには損している人が結構います。会社が無くなってしまったり、売るタイミングを逃したり、会社を辞めてしまったり等、理由は様々ですが、少なくとも「従持会=必ず儲かる」という訳ではありませんので、そこだけは覚えておいて損はありません。

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ETFの取引を行うならカブドットコム証券がオススメ

 資産形成の一環でETFを購入するならカブドットコム証券ががオススメです。なぜかといえば、カブドットコム証券は株の初心者に使い勝手のよい証券会社であり、尚且つ売買手数料無料のETFを取り扱っているから。

 なるべくコストを安くETF投資を始める、というのであれば、まずはカブドットコム証券の「フリーETF」を利用して売買手数料無料のETFから検討してみては?日経平均連動型始め、ETF13銘柄が手数料無料で売買可能となっています。

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※「カブドットコム証券のフリーETFサイト」より

 カブドットコム証券はフリーETFはもちろん、通常の株の取引にも十分使える証券会社なので、一番最初に口座を開設する証券会社としてもオススメできます。

カブドットコム証券の詳細を見る

 尚、タイプ別にオススメの証券会社も下記で紹介しているので、よろしければそちらもご参考ください。

まずはアプリにピックアップしてもらうのもあり

 とは言え、資産運用は何からスタートすればいいのか分からない・・・、という方もおられるのでは。株?債券?REIT?投資信託?

 まず最初の勉強として、投資信託のアプリを使って、こんな金融商品があるんだ・・・、ということを知っておくのもオススメ。株のサイト運営大手が三菱東京UFJ銀行と作成したアプリ「Fundect」であれば、質問に答えるだけで自分のタイプにあった投資信託がピックアップされます。またピックアップされた投資信託の値動きもチャートで確認ができます。
 そして教科書的なコンテンツも豊富なので、ETFや投資信託と言ったファンドのはじめの一歩を学ぶには最適です。
 タイムラインもあるので、話題のニュース等にも触れることができます。

投信選びを楽しく!Fundectで株・不動産投資信託の資産運用サポート

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開発元:Finatext Ltd.
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 ファンドに触れる最初の第一歩として、「Fundect」で自分のタイプにあった投資信託の内容を確認してみてはいかがでしょうか?

まとめ

 社会人になると多少は自由になるお金も増えます。そんな中から個人で少しずつでも資産運用を行うなら、まずはETFから始めて、ある程度のお金ができたら株式投資をするのがよいのでは?、と思います。

 株は怖い?、というのであればETFの積立だけで十分。下手に株に手を出して損をしている人はたくさんいますので。それにETFに慣れておけば、多くの人が自分で何とかせざるを得ない401K(確定拠出型年金)の投資にも、スムーズに入ることができますよ。

 資産運用なんてまだまだ先、と思う方も多いかもしれませんが、いずれ資産が出来た際は、何も考えずにいきなり有名な会社の株に突っ込むよりは、まずは多少なりともETFを触っておいて、投資の免疫を付けておいても損はありませんので、ETFという存在は頭の片隅に入れて置くと今後お役に立つかもしれません。

 以上、トレーダーが考える新入社員向けの資産運用のアドバイスでした。

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