ETFを使ってREITで毎月分配金をもらうお得な方法

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 夢の配当金生活!、何とも憧れる生活ですが、現実はなかなかそうはいきません。けど毎月安定的に投資信託等から分配金を得ることは可能。毎月分配型の投資信託とかも結構ありますので。
 分配金と言えば高利回りの代表格はREIT。決算期の異なるREITを6つ複数持てば(REITは半期毎に分配金が出ます)毎月毎月分配金を得ることが可能です。それが無理でも、毎月分配型のREITの投資信託を保有すれば、同じよに毎月分配金が得られます。
 そんなREITの毎月分配金作成、実はもう一つの道があります。それは、REIT型のETFを複数持つこと!

 数万円から始められて、更に投資信託と比べても低コストで分配金獲得が可能な、REIT型ETFの複数保有。REITをコツコツと積み立てながら、更に分配金を得たい方は、一度検討してみてはいかがでしょうか?(下記REITという表現は全てJ-REITを対象としています)

※REITは価格下落で損失を計上するリスクがありますので、その点は充分にご承知おきください、リーマンショックの際に破綻したREITもありますので、ご注意を

毎月REITの分配金を得るにはそれなりの投資が必要

 殆どのREITは半期に一度の分配金が発生します。そんなREITで、決算期の異なるREITを6種類保有するとどうなるか?ハイ、毎月毎月分配金を得ることができます。2016年2月9日現在、下は2.5%から上は5.4%までの分配金利回りのREITが存在していますが、うまーくポートフォリオを組めば3%強と言う利回り(税引き前)の毎月分配型の金融商品を自ら作り出すことができます。

 ただし1銘柄80,000円から上は100万円オーバーのREITがあるので、それをしようと思うと少なくとも200~300万円の元手が必要となります。

 そんな元手が合ったら株に突っ込みます、という勇ましい誰かさん(管理人?)、はあまりいないとしても、とはいえ値下がりリスクのあるREITに200~300万円投資するのは勇気が必要となります。

 それでも毎月分配型のREITが欲しい、というのであれば、毎月分配型のREITの投資信託があります。実は結構な人気商品だったります。管理人も長く持っていました。

投資信託はコストがかかる

 投資信託であれば小口資金で購入可能。毎月1万円とか積み立てるのも可能で、積み立てて行けば、少しずつ分配金が増えていく、という楽しみもあります。

 ただし、1つ気になる点が。それは投資信託のコスト。
 投資信託は当然第三者にお金を預けて運用してもらう形となっており、株式市場で単にREITを買うのとは違い、管理コストがかかってきます。

 例えばREIT(日本)の毎月分配型投資信託の代表例として「新光J-REITオープン」を取り上げてみます。「新光J-REITオープン」はコストが下記のようにかかってきます。

①購入手数料→2.16%
②換金手数料→0.1%
③保有期間中の信託報酬→0.702%

 これがREITをそのまま持つのであれば、①購入金額は証券会社の手数料程度だし、②換金手数料はかからないし、③保有期間中の業務委託報酬も価格が市場で決定されるため、意識する必要がありません(※)。
一般社団法人投資信託協会「J-REITのコスト・税金」より

 よって本来の利回り追求というスタンスであれば、そのまま決算月の異なるREITを買うべきなんです。通常の株より利回りが高いREITとは言え、3%前後の利回りから、手数料を差っ引かれるのは非常に痛いですから。けどそれができれば苦労はないよ、ということで投資信託を買うというのが、ベストではなくともベターな選択肢となっています。

決算期の異なるREIT型ETFの購入でコストを抑えられる

 毎月分配しながらコストも圧縮したい、けど大きなお金も触れない・・・、という時にもう一つのアイディアがあります。それは、決算期の異なるREIT型ETFを購入する、ということ。

 市場連動型のETFは通常の投資信託に比べてコストが非常に安く抑えられています。そんなETFでREITの毎月分配型の商品があれば・・・、残念ながらありません。
 東証に上場しているREIT型ETFは下記。

①NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)→決算2・5・8・11月
②上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型(1345)→決算は奇数月
③NZAM上場投信 東証REIT指数(1595)→決算月1・4・7・10月
④MAXIS Jリート上場投信(1597)→決算月3・6・9・12月

 
 決算月をご覧あれ。1つ1つのETFで毎月分配金を出しているETFはありませんが、上記4種類を全部購入したら・・・。ハイ、見事に毎月分配型のREIT型投資信託の出来上がり!別に③無しでもOK

 ①NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)、③NZAM上場投信 東証REIT指数(1595)、④MAXIS Jリート上場投信(1597)の3種類のETFを購入すれば、お手製の毎月分配型のREIT型投資信託の完成です。

ETFのコスト

 それではETFのコストは一体どうなるのか、代表例としてNEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)を取り上げてみました。


①購入手数料→証券会社による
②換金手数料→同上
③保有期間中の信託報酬→0.32%以内

 ①②は証券会社に支払う手数料、ETFは株式市場で購入するのでネット証券であれば格安となります。
 ③は通常の投資信託と同じく信託報酬がかかってきますが、「新光J-REITオープン」の0.702%と比べれば半分以下のコスト。

 利回り商品だから長い期間保有する、と考えるのであれば、信託報酬が半分以下のETFは利回り追求の為の選択肢としては”大あり”です。

REIT型のETFは各20,000円以内で購入可能

 上記のNEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)、NZAM上場投信 東証REIT指数(1595)、MAXIS Jリート上場投信(1597)の過去のチャートは下記の様になっています(2年週足チャート、チャート画像は「株羅針盤」を利用しております)。

NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)

16.2.9-1343-2年週足チャート-min
・2016年2月9日終値1,890円

NZAM上場投信 東証REIT指数(1595)
16.2.9-1595-2年週足
・2016年2月9日終値1,799円

MAXIS Jリート上場投信(1597)
16.2.9-1597-2年週足チャート-min
・2016年2月9日終値1,811円

 いずれのETFも10口単位での購入となっていますが、20,000円以下の投資で各ETFが購入可能。60,000円あれば、お手製の毎月分配型REITの投資信託の出来上がりです。

 REITで毎月分配金を得ようと考えているのであれば、若干の手間はかかりますがコストと必要金額の少なさの観点から、ETFを3種類組み合わせるのは選択肢として充分ありえます。

MAXIS Jリート上場投信(1597)を手数料無料で購入する方法!

 どんな証券会社を利用してもETFであっても、売買手数料はかかってきます。ネット証券にしても、売買手数料がタダ、ということはあり得ません。何せ証券の売買手数料が証券会社の収益源ですので。

 しかーし、何とMAXIS Jリート上場投信(1597)は手数料無料で売買する方法があります。

 それは、カブドットコム証券で売買する、それだけです。

 カブドットコム証券はETF13銘柄に限り手数料無料で売買可能にしており、その中にMAXIS Jリート上場投信(1597)も入っています。ETFの売買はネット証券でも200円近い手数料がかかりますが、それが何と無料となります。

16.2.12カブドットコム-REITのETF手数料無料-min
「カブドットコム証券のフリーETFサイト」より

 ETFを利用してお手製の毎月分配型REIT投資信託組成の際、少しでも利回りを上げたいのであれば、MAXIS Jリート上場投信(1597)の購入はカブドットコム証券をオススメします。

 口座開設は下記からどうぞ!管理人もカブドットコム証券の口座を持っていますが、ネット申込みでも、資料請求でも、非常に手早く口座開設ができますよ。色々な証券会社の口座を開設しましたが、口座開設から取引可能になるまでのスピードは最速でした。

カブドットコム証券の詳細を見る

東証REIT指数をベンチマークにしているのでオフィル系REITの投資先が中心となる

 ETFだからまんべんなくRIETを購入するので、物件のポートフォリオも分散されるだろう、と思いがちですが、ココが注意点。実はETFでお手製REIT投資信託を作ると、結果的にオフィス系REITの投資が中心となります。

 なぜかと言えば、そもそも東証REIT指数は、時価総額の加重平均で算出されています。よって東証REIT指数をベンチマークとしているREIT型のETFは、結果的に時価総額の大きな銘柄への投資比率が高いポートフォリオが形成されます。そして、上場REITで時価総額の高い銘柄は基本的にはオフィス系REIT。

 2016年2月9日時点でのJ-REITの時価総額ベスト5は下記となっています。

①8951日本ビルファンド投資法人-時価総額8,627億円(オフィス型)
②8952ジャパンリアルエステイト投資法人-時価総額8,418億円(オフィス型)
③8953日本リテールファンド投資法人-時価総額6,592億円(商業施設型)
④3462野村不動産マスターファンド投資法人-時価総額5,869億円(総合型)
⑤8960ユナイテッド・アーバン投資法人-時価総額4,669億円(総合型)

 時価総額の1位と2位はオフィス型。3位は商業施設型ですが、4・5位は総合型。総合型はオフィスビルの保有が多いです。そもそも日本のREIT市場を考えると、その保有物件の40~50%がオフィスビルであり、J-REITの2大巨頭とも言える日本ビルファンド投資法人、ジャパンリアルエステイト投資法人がオフィス型なのでやむを得ない面もありますが、東証REIT指数はオフィス系REITの価格に大きく左右されます。

 そんな訳で、個別のREITを買えばオフィス型と商業型他で物件のポートフォリオを組むことができますが、ETFの組合せでお手製投資信託を組成の場合はその物件が必然的にオフィス型中心となるので注意が必要です。

 尚、下記記事で東証REIT指数のチャート分析も行っているのでご参考ください。

東証REIT指数の今後の見通し

まとめ

 管理人、以前はREITを大きく持っていましたが、リーマンショックでやられて以後は、殆ど持っていません・・・。ただし長期の運用対象である401Kでは、利回りを期待できるREITは基幹商品の1つと考えています。

 年間利回り3%前後のREITを価格の下落リスクを抱えたまま保有すべきかどうか、という議論は一方でありますが、そんなに大きなお金でないので元本見なくてもOKだから毎月分配金が欲しい、というニーズがあるのも事実。

 ETFという金融商品、ここ10年で広まった商品ですが、工夫すれば既存の金融商品より有利な運用が可能になりますが、お手製毎月分配型REITの投資信託は、まさにその1例となります。

 REITで毎月分配金が欲しいけれど、大金は投じられない、けど投資信託のコストもなぁ、という方がおられれば、REIT型のETFを組み合わせたお手製分配型投資信託の組成という手がありますよ、ということで。カブドットコム証券ならMAXIS Jリート上場投信(1597)は手数料無料で売買できるので、さらに手数料安くもできますよ。

 ただしREITは東証に上場している=値下がりリスクがある、ということはお忘れなきようご注意ください。

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