2016年は実は創業〇年を迎える上場企業が多い年となります。創業記念と言えば、忘れていけないのが記念配当(記念配)。実際記念配があるかどうか、現段階では分かりませんが、2016年に創業記念を迎える主な上場企業をピックアップしてみました。
創業350年
8074ユアサ商事(東証1部:東京)
・1666年創業の老舗商社、工作機械の取り扱い最大手。
・1株当たり年間配当金→15/3期58円-16/3期75円(予想)
創業120年
2209井村屋グループ(東証2部:三重県)
・東海地区では「肉まん」と「あんまん」で知らぬ者のいない会社。実は本社は三重県津市。
・1株当たり年間配当金→15/3期10円-16/3期10円(予想)
創業110年
9731白洋舎(東証1部:東京)
・クリーニング最大手、駅の周辺でよく見かけるクリーニング店、何と上場会社なんです。(FC含む)
・1株当たり年間配当金→14/12期5円-15/12期5円(予想)
創業100年
5212不二硝子(ジャスダック:東京)
・医療用ガラスの専業メーカー、15/3期売上27億円
・1株当たり年間配当金→15/3期10円-16/3期7.5円(予想)
5471大同特殊鋼(東証1部:名古屋)
・世界最大規模を誇る特殊鋼専業メーカー。自動車業界向けが主力。
・1株当たり年間配当金→15/3期6.5円-16/3期10.0円(予想)
創業90年
3402東レ(東証1部:東京)
・合成繊維最大手、近年は炭素繊維に注力中。
・1株当たり年間配当金→15/3期11円-16/3期12円(予想)
3405クラレ(東証1部:東京)
・総合化学メーカー。実業家の大原孫三郎が1926年に倉敷で創業、今も本店所在地は岡山県倉敷市。
・1株当たり年間配当金→14/12期27円-15/12期40円(予想)
4063信越化学工業(東証1部:東京)
・塩ビ、半導体シリコンウエハで世界首位の素材メーカー。
・1株当たり年間配当金→15/3期100円-16/3期110円(予想)
6310井関農機(東証1部:東京)
・農業機械専業で国内3位のメーカー。
・1株当たり年間配当金→15/3期3円-15/12期3円(予想、3→12月に決算期変更)
創業80年
7752リコー(東証1部:東京)
・事務機の世界的大手。
・1株当たり年間配当金→15/3期34円-16/3期35円(予想)
9681東京ドーム(東証1部:東京)
・言わずと知れた東京ドームの運営会社、実は1936年に設立。
・1株当たり年間配当金→15/1期6円-16/1期6円(予想)
創業70年
4922コーセー(東証1部:東京)
・化粧品大手、現在は爆買銘柄として有名。
・1株当たり年間配当金→15/3期64円-16/3期75円(予想)
4951エステー(東証1部:東京)
・ユニークなCMでお馴染みの日用品メーカー。
・1株当たり年間配当金→15/3期22円-16/3期22円(予想)
6413理想科学工業(東証1部:東京)
・リソグラフの会社。プリントゴッコの会社と言うと、世代が分かりますね。
・1株当たり年間配当金→15/3期45円-16/3期60円(予想)
6758ソニー(東証1部:東京)
・言わずと知れた世界のソニー。創業70年、復活の狼煙を上げることが出来そうです。
・1株当たり年間配当金→15/3期0円-16/3期10円(予想)
6952カシオ計算機(東証1部:東京)
・実はかつては液晶が売りの会社だったりしましたが、今やすっかりG-SHOCKの会社。
・1株当たり年間配当金→15/3期35円-16/3期35円(予想)
9470学研HD(東証1部:東京)
・教育出版大手ですが、塾や子育て支援事業も展開中。
・1株当たり年間配当金→15/9期5円-16/9期5円(予想)
ソニーも2016年で創業70年
創業50年
2593伊藤園(東証1部:東京)
・緑茶飲料最大手、実はタリーズコーヒーは伊藤園の子会社だったりします。
・1株当たり年間配当金→15/4期40円-16/4期40円(予想)
創業40年
2168パソナグループ(東証1部:東京)
・人材派遣大手。かつてのベチャー三銃士の一角も、今年で創業40年。
・1株当たり年間配当金→15/5期12円-16/5期12円(予想)
創業20年
4689ヤフー(東証1部:東京)
・そうですかヤフーが創業20年ですか、時の流れの速さを感じますね。
・1株当たり年間配当金→15/3期8.86円-16/3期8.86円(予想)
創業10年
6054リブセンス(東証1部:東京)
・20代の社長の上場会社として有名になったリブセンス。遂に創業10年目を迎えます。
・1株当たり年間配当金→14/12期0円-15/12期0円(予想)
まとめ
業績の問題もあるので全部の企業が”創業記念配当”といって増配する訳ではありませんが、業績好調の会社であれば配当金の積み増しを行う絶好の理由にもなるので、記念配という名目で増配を決定する会社も出てくる可能性があります。
個人的にはソニーが創業70年というのは驚き。日本発のベンチャーから世界的大企業になった代表例ですが、それでも創業70年。歴史の流れを感じます。タイミングよくソニーは業績も回復傾向にあるので、創業70年反転攻勢の転機になることを期待したいですね。
値段が上がった下がっただけでなく、配当や株主優待狙いの株式投資も”あり”です。株主優待に興味があるようなら、記念配が期待できる銘柄も候補にしてみてはいかがでしょうか?
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