産業革新機構のベンチャー投資は8割が失敗らしい・・・

 産業革新機構の手がけるベンチャー投資がやられているようです。投資の8割が失敗案件となっている様子。

 民業圧迫と言われつつベンチャー投資を行っていた革新機構。つまる所、民間VCが避けてた地雷を踏み抜いていただけ、との感もあります。

 やはりベンチャー投資は一筋縄ではいかないな、との印象を強く認識できる革新機構のベンチャー投資の失敗。はたして最終的にはどんな着地となるのでしょうか。

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産業革新機構のベンチャー投資は大赤字

 ネットでニュースを見ていたら、見つけたのが下記記事。

革新機構、苦戦のベンチャー投資(17/8/6日本経済新聞)

 産業革新機構と聞くと、東芝のメモリー事業への出資検討等、大型の企業の再建に投資する(本当は違うんですよ、コレ)イメージがありますが、大型の企業投資の一方で、ベンチャー投資も積極的に行っています。

 どうやらそのベンチャー投資が大赤字になっている様子。そりゃお役所にベンチャー投資はできんでしょ、というベンチャー業界の関係者一同の声が聞こえてきそうな感じがしますが、産業革新機構の投資資金は殆ど税金のため、納税者の一人としては、何やってんだか・・・、と思ってしまいます。

革新機構は個別の資金回収状況を開示しておらず、92件に達するベンチャー投資の実態は見えない。そこで日本経済新聞が調べたところ、これまでに全株を手放した23件のうち元が取れたのは4件どまりであることが判明した。勝率は17%。ほぼ全損の案件がずらりと並び、2社は経営破綻した。追加出資で損が膨らんだ例は約10件あった。(17/8/6日本経済新聞)

ベンチャー投資の勝率は約2割と言われています。革新機構の勝率17%と言うのは、一般例から見ればそんなに悪い数字ではないように見えます。ただし一般的なベンチャー投資の考え方としては、勝った案件が2割・倒産等で全損はならなかったがマイナスで回収が7割・倒産等で回収ゼロが1割、こんなモデルがベースになります。

 産業革新機構の例で言えば、勝率17%はよしとしても、ほぼ全損の案件がずらりと並んでいる部分が問題。全損と2社の経営破綻、投資という観点では全く同じですから。
 最終的なパフォーマンスという観点では、正直プラスにするの相当難しいと思います。大ホームラン案件が数件でれば、ヒョットしたらヒョットするかもですが、大ホームランはタマに出るから大ホームランな訳なので、それに期待するのは難しいのではないかと。


ヤッテしまった・・・

民業圧迫とも言われた革新機構のベンチャー投資

 産業革新機構のベンチャー投資、民業圧迫、との批判も相当ありました。そりゃ投資を受ける側からすれば、期間が長くて・結構な額を投資してくれる革新機構と通常の民間VCとを比べると、革新機構にお願いしたくなるってものです。

 しかし問題は、そんな民業圧迫をしながらベンチャー投資をしていた革新機構が大赤字を垂れ流している部分。

 結局、民間VCが避けた地雷を革新機構が踏み抜いて行った、と言えなくもありません。

 革新機構がリードを取って民家VCがサブでついて行った案件もたくさんあると思いますが、コレも大変なことになっているだろうなぁ、と。あーあ、革新機構が投資しなければ民間VCも損しなかったのに、という例も多いのではないかと。

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お高くとまってもベンチャー投資はうまくいかない

 産業革新機構のベンチャー投資は、結構な金額を出すのとレベルの高い要求を言ってくるので有名。世界一とか、世界標準とか、まぁ大金を投資するので世界を目指してください、的なノリで投資を行ってきたのですが、民間VCから見ると、ホントニソンナコトデキルノカ???、と思う案件が多々ありました。

 まぁ国が税金出して優秀な人らがやってるのでうまくいくかもしれない、と思わないでもなかったのですが、そんなにうまく行く訳あるまいよ、と思っていた民間VC関係者が多数いたのも事実。

 で結局、そらみたことか、という状態になってます。。。やはりベンチャー投資ってベタにやっていくのが正攻法なのね、と管理人は革新機構の失敗を見て再認識しました。カッコいいこと言って、大金を投じてもベンチャー投資はうまくいかない、と。日本のベチャーキャピタルはリスクを取らない云々の議論は現在もアチコチで見ますが、革新機構が税金使ってリスクを取りまくってこの惨状という事実は忘れてはいけません。

産業革新機構は大丈夫か?

 産業革新機構は東芝のメモリー事業にも出資を検討してますが、最近報道も消えており、完全にこちらもドツボにはまっている状態ではないかと。日米韓連合と、カッコよく打ち上げたものの、韓国のハイニックスが出資したら技術流出の懸念問題が浮上する訳で、当初は融資と報じられていましたが、まさかそれだけで終わらないよね、と思ったら案の定の展開。まだ東芝メモリーには革新機構は出資していないので、税金の毀損を避けるという意味ではスルーでいいのではないか、と管理人は思います。莫大な設備投資が必要とされる企業の投資、JDIで懲りたと思ったのですが。。。

 そのJDIも再建プランをこの夏に提示する、と言われています。客観的に既に単独での生き残りは難しいJDI、ファンドか事業会社の傘下入りしか道はないと思うのですが、その時に果たして革新機構は投資分を損せずに回収できるのか?JDIのIPOである程度利益の確定はしていますが、総合的に見ればJDIへの投資は損失になりました、との事態は避けていただきたい所。(そもそも、先行き不透明なJDIをIPO高い株価でIPOさせて個人投資家に損をさせたのは、やりすぎと思われます)

 ルネサスの投資はうまく行ってますが、まだ完全に株式の売却は終わってません。含み益で飲んではいけない、との相場格言もありますので、ルネサスもチャント最後まで売り切れるかどうか、革新機構の手腕が問われます。ま、最後は日本電産に売ってしまう、という奥の手があるので何とかなりそうな気もしますが。

関連記事:産業革新機構のルネサス株の売出を分析

 しかしベンチャー投資で大穴開けている革新機構、再編系の投資もルネサス程度しか成功例がないので今後大丈夫だろうか、と一納税者としては思ってしまいます。ルネサスちゃんと売り切ることができれば、何とかなりそうですけれど。

まとめ

 やはりベンチャー投資は難しいのね、と産業革新機構のベンチャー投資の失敗例を見て再認識しました。民間VCなら、確実に次のファンド募集が出来ずに、事業を畳むパターンだよな。。。

 ベンチャー支援やベンチャー投資って、その崇高な理念とは真逆に収益を上げるのは結構大変な世界。各事業会社や大学がベンチャーファンドを立ち上げていますが、さてどうなるんでしょ。個人的に心配しているのが大学のファンド。革新機構と同じことにならないとよいのですが。

 今後、産業革新機構がどうなって行くのか、引き続き注目したいと思います。

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