投機や投資で避けて通れないのが損切りです。しかし個人投資家にとって、損切りほど難しいものもありません。更に損切りした後の行動も、あまり知られていませんが、投資パフォーマンスに決定的な影響を与えます。
損切りの重要性について、来年からの活動に向けた打ち合わせの場で話をする機会があったので、具体的な損切り方法とともにご紹介します。
概要
来年から新しい試みを始めるかもしれない話
色々なご縁がありまして、ブログとライターに加えて来年からまた金融系の新しい試みを始めるかもしれません。まだ正直、ホントに実現するかどうか分からない部分もありますが、少しずつ準備はしています。
また具体的にスタートして、サイトでも紹介できるようになったらご紹介します。個人投資家に対して、非常に面白いサービスが紹介できるのではないかと思っています。
損切りするのが当たり前過ぎて議論にすらならなかった打ち合わせ
そんな来年からの打ち合わせをしている際にテーマとなったのが、“損切りの必要性”。
管理人は投機であれ投資であれ、損切りは資産を増やすためには必用不可欠と考えています。過去、身をもって体験しています。けどね分かっちゃいてもできないのが損切りなので、そこがまた損切りの難しい所・・・。
面白かったのは打ち合わせの場で、損切りは必要ですよねー、という意見で一致したのですが、管理人と相手の方いずれも、当たり前過ぎて議論にすらならなかった所。打ち合わせの相手方も相当ベテラン投資家で、損切りの大切さは当然でしょ、的にスルーしていました。
打ち合わせした方はどちらかといえば、ファンドマネージャー的な立場を長くされていた方でしたが、管理人のような個人投資家とも損切りの重要さは同じ認識で、この部分でも面白い、と感じました。
損切りは血が流れるけど、資産増加のための必要コスト
分かっちゃいても個人投資家は損切りがなかなかできません。基本的に裁量で損切りするのは無理と考えてしまう方が楽。
だからルールを作ってルール通りに売買する。例えば500円で買ったら、利益確定は800円で損切りは300円、以上。コレを決めたら何があってもルールを守る。まぁ最近は株でもFXのようにOCO注文ができるので、OCO注文入れてしまうのが楽です。そしてOCO注文を入れたら、何があっても注文を動かさない。
恐らく多くの方が一度入れたOCO注文を、損切りレートに近くなると動かしてしまいます。コレは絶対にやってはいけない。投資でも投機でも勝率100%なんてことはありえないので、そうなら失敗した時の撤退ルールを決めておくのは当然です。そしてルールは守ること、言ってしまえばそれだけなんです。ただしそれができないのが、損切りの難しい所でもあります。
ちなみにマネックス証券のトレードステーションならOCO注文も簡単に入れることができます。チャート機能も充実しているトレードステーションは、トレードのお供にホントオススメです。
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損切りした後の行動も重要
分かった、損切りは言う通りしよう、ということで損切りを無事ルール通りにできるようになったとします。ただし問題はそこで終わりません。
その後、無駄打ちしてしまいます、ズバリ管理人がそのタイプだったので。
損切りして残った資金で、損切りを取り返そうとして、もう1回同じ銘柄買ってみたり、根拠なく値ごろ感で別の銘柄買ってみたり等、損切りの後にこそやらかしてしまいがちです。管理人的には、トレードは一撃離脱、を自分のタイプも考慮して心がけています。ズルズルと相場に付き合うとロクなことにならない・・・。
投資や投機の数をこなさないと気付きませんが、損切りした後の行動ってその後のパフォーマンスに決定的な影響を与えます。ここに気付いて管理人は色々なモノがクリアになりました。
米国市場最高の相場師と言われるジェシー・リバモアは、一相場こなした後は、旅行に出たり自分に御褒美を買ったりして、完全に一度オフを入れていたそうです。
関連記事:書評『欲望と幻想の市場 伝説の投機王リバモア』、現在も通じる教訓が盛りだくさんの相場小説
勝った場合もそうですが、負けた時もいつまでもズルズルと今の相場に固執しないことの重要性は、管理人の経験的には何度言っても足りないくらい。
株は一度買ったらホッタラカシですわ的な投資以外、損切りの重要性そして損切りした後の行動の重要性は、投機やトレードそして投資でも変わりないと考えます。
ちなみにホッタラカシ投資は実践中。Tポイントのみを利用して現金を使わずどこまでやれるか、週次で報告しています。
・関連記事:SBIネオモバイル証券でTポイント投資を始めてみた、ノーリスクの投資でどこまでやれるのか?
まとめ
当サイトも運営から4年半が経過しており、その間に色々な試行錯誤をしています。Google先生の検索エンジンのアップデートの影響は当サイトも受けており(今年は殆どありませんが)、以前に比べるとアクセス取るのが難しくなってきた(特にトレンド系記事)と感じています。
そんな中で来年から新しい試みを始めるかもしれないので、それに引っ掛けて損切りの重要性を書いてみました。サイトでは相場論的なことは殆ど書いていなかったので。
来年からの試みはまだどうなるか分からない部分もありますが、実際にスタートすると面白いことができるのではないかな、と思います。また具体的に話が出来るようになれば記事でご紹介します。
けど今年ももう10月ですね。どうも米国市場の行方が怪しくなっていますが、残り3ヶ月も頑張って参りましょー。
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