ソニー株価の今後の見通しと予想(2019年3月27日版)

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長らく元気の無かったソニーですが、最近漸く景気のよい話を聞くようになってきました。ソニー神話復活、はまだまだ時間がかかりそうですが、そうは言っても、何かやってくれるんじゃないか、という期待感を抱かせてくれるのがソニーという会社。

そんなソニーの株価(東証1部6758)について、今後の見通しと予想を考えてみました。業績的には2018/3期から再び利益の拡大がスタートした状態となりましたが、株価は2018年9月に7,000円を目前に折り返し節目価格の4,600円付近にまで下落しました。

節目価格の4,600円付近での値動きに注目が集まるソニーの株価は、再び7,000円の到達をトライする機会は訪れるのでしょうか?(2019年3月27日更新)

ソニーの業績

長らく業績低迷に苦しんだソニーですが、まずはそんなソニーの業績推移を最初に見ることにします。


 
18/3期計画は前期比で増収増益を達成。営業利益では前期比+155%と一気に伸びました。19/3期は営業利益ベースでは若干の減収減益の予想ですが、18/3期並みの業績を維持の計画。ソニー復活の狼煙を上げた状態と言えます。

リストラや事業再編で長らく苦しんだソニーも、ようやく往年の輝きを取り戻しつつあるのではないでしょうか。

ソニーの配当金推移

ソニーのここ5年の配当金推移は以下のようになっています。

・12/3期25円(中間12.5円+期末12.5円)
・13/3期25円(中間12.5円+期末12.5円)
・14/3期25円(中間12.5円+期末12.5円)
・15/3期0円
・16/3期20円(中間10円+期末10円)
・17/3期20円(中間10円+期末10円)
・18/3期27.5円(中間期12.5円+期末15円)
・予想19/3期-未定

15/3期に無配という決断をしたソニーですが、16/3期以降は年間1株当たり20円の配当を実施。そして業績回復を受け、18/3期は12/3期以前初となる27.5円の配当を実施。

尚、株価6,000円で年間配当27.5円で計算するとソニーの配当利回りは約0.45%。配当目的でソニーの株を買う方は殆どおられないと思いますが、目先ソニー株は配当狙いで買う株ではないようです。

ソニー株価推移と高値と安値

実は結構上下しているソニー株、月足で株価を見ると一目瞭然。


※「画像出典:マネックス証券/日本株取引ツール トレードステーション」
マネックス証券Tradestation
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・ソニー株価の高値→16,950円(2000年3月)
・ソニー株価の安値→772円(2012年11月)

アメリカのハイテク銘柄は既に2000年頃のITバブル期超えの銘柄が多数出ていますが、上昇しているとは言えソニーの株価回復力はそこまでではありません。2000年のITバブル期のソニーの株価上昇の凄さは上記のように月足を見るとよく分かります。

ただし足元徐々に株価は上昇を続けていることも分かります。ただし最高値16,950円の道のりはまだ遠い・・・。

2013年半ばから2014年半ばまで、余り株価が動かない時期もありましたが、2013年までのトレンドは下、それ以降は上と分けることができます。そして現在の株価の位置は、下落トレンドの中でいったん上昇に戻ったところ、という微妙な価格に位置しています。

尚、2019年3月26日時点でのソニーの株価終値は4,769円となっています。 

週足で株価を見ると、上昇が失速してしまった状態に見えます。


・ソニー株価チャート(週足)

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ソニー株価のポイント、節目価格の4,600円付近を維持できるのか?

今後のソニーの株価を考える上でポイントはただ1つ。

節目価格となっている4,600円付近を維持できるかどうか?

昨年9月に7,000円に到達できなかったソニーの株価は、その後下落に転じます。ジリジリと下落が続く中、遂に2月に5,000円割れが確定してしまいます。

ソニーの株価の過去チャートを見ると、4,600円付近で2017年7~10月まで一旦値動きが停滞していたことが分かります。現在はちょうど過去値動きが停滞した地点で一旦下落が止まった状態と言えます。


・ソニー株価チャート(週足)

チャート分析でいうサポレジ転換がなされるかどうかの分かれ目であり、4,600円付近で下落が止まり反転すればサポレジ(サポート&レジスタンス)転換達成です。しかし一方で単なる下落の一時停止に留まった場合、次のサポレジは4,000円付近に存在します。よって4,000円付近までの下落が考えられます。

4,600円付近はフィボナッチ・リトレースメント38.2%

節目価格の4,600円付近は直近の高値と安値に引いたフィボナッチ・リトレースメントの38.2%にも該当します。

リトレースメント38.2%はいわゆる3割戻しのラインで、一旦大き目の反転が生じるケースの多いラインとなります。よってサポレジと合わせて、現在のソニーの値位置はフィボナッチの観点からも次の方向性が注目される場面でもあります。

また4,600円の下にある4,000円付近のサポレジも、フィボナッチ・リトレースメントの50.0%のラインと重なります。高値から見て半値戻しのラインとなるため、4,600円付近及び4,000円付近のいずれもフィボナッチの観点からは重要な値位置となるため、それらの値位置でも値動きには十分な注意が必要となります。

尚、フィボナッチ・リトレースメントの見方について詳しくは下記をご覧ください。知っておくとチャート分析に便利な補助線を引くことができますよ。

ソニーの週足チャートは下落トレンドり、ぽぬ足での分析

本記事で利用しているトレードステーションは様々なテクニカル分析ができます。株式投資の世界では知る人ぞ知る増田足に類似のぽぬ足でソニーの週足チャートを見たものが下記となります。

ぽぬ足で見るとソニー株は既に下落トレンドに転じている状態です。チャートの1つの見方ではありますが、トレードステーションを利用すると様々なテクニカル分析が可能となります。

下記にぽぬ足の詳しい設定方法も記載しています。

まとめ

ソニーは業績的には2018/3期にいよいよ復活して再成長が期待できる状態となりましたが、株価は7,000円を目前に一旦折り返している状態です。再び7,000円を目指して上昇することになるのでしょうか?

長らく低迷していたソニーの株価でしたが、再び7,000円を目指す展開となるかどうかが、大きい視点でのポイントとなります。ただし足元での節目価格4,600円付近でどのような値動きを見せるのかが注目されます。

日本と言わず世界が注目しているソニーの株価の値動き。今後も当サイトでは注目して参ります。

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